平屋のメリット・デメリットを徹底解説!二階建てとどっちが良い?
近年、平屋の注文住宅が高い人気を集めています。
実際に、「注文住宅を建てるなら平屋がいい」とお考えの方も多いでしょう。
平屋には二階建てにはないメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
そこで今回は、平屋のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
平屋の注文住宅をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
平屋とは
平屋とは、一階建ての住宅です。
階段がなく、リビングルームや寝室、バスルーム、トイレ、子供部屋などがすべて同じフロアにあります。
平屋と聞くと昔ながらの住宅というイメージがあるかもしれませんが、近年はおしゃれな平屋住宅が増え、若い世代からも注目を集めるようになりました。
デッドスペースを活用して中庭やスキップフロア(中二階)を取り入れるなど、デザインの幅も広がっています。
平屋のメリット6つ
まずは、二階建てにはない、平屋ならではのメリットを6つ紹介します。
生活動線・家事動線の効率がいい
平屋は階段がないため、すべての生活がワンフロアで完結します。
重たい洗濯物を持ったまま階段を登って2階のバルコニーに行ったり、階段に掃除機をかけたりする必要もありません。
上下の移動がないため、家事がグンと楽になるでしょう。
また、平屋なら、ライフステージの変化にも対応できます。
実際に、高齢になると2階はほとんど活用していないという方も少なくありません。
階段がない平屋なら、使えない部屋を作らず有効活用が可能です。
間取りの自由度が高い
平屋は2階がないため、間取りの自由度が高くなります。
天井を高くして開放的なリビングにしたり、中庭を作ったりすることも可能です。
階段がない分、デッドスペースを有効に活用することができ、無駄がありません。
スキップフロアや屋根裏部屋を作ると、お子様にも喜ばれるでしょう。
お子様が独立してからは、物置きや趣味の部屋としても活用できます。
耐震性が高い
マンションの場合、低層階よりも高層階のほうが揺れを強く感じるということは、ご存知の方も多いでしょう。
住宅は高さがあるほど、地震の振動を感じやすくなります。
平屋は、上からの荷重が少ないため、二階建てと比較すると耐震性が高いのが魅力です。
安全性が高い
平屋は、安全性が高いのもメリットの一つです。
小さなお子様やペットがいるご家庭では、「階段から落ちて怪我をしないか」と不安になってしまうこともあるでしょう。
平屋には階段がないので、そのような心配は不要です。
小さなお子様も常に目の届く場所で遊ばせることができるので、育児もしやすいのではないでしょうか。
家族のコミュニケーションがとりやすい
平屋は、すべての部屋が同じフロアにあります。
部屋同士の距離も近いため、家族間のコミュニケーションが取りやすいのも特徴です。
マンションの場合、玄関から廊下を通って子供部屋につながる間取りが多いですが、注文住宅の平屋なら間取りは自由に設計できます。
リビングを中心にした間取りにすれば、思春期のお子様とも顔を合わせて会話する機会が得られます。
維持費を抑えられる
平屋は、二階建てよりも修繕・メンテナンス費用が抑えられるというメリットがあります。
高額になりがちな外壁塗装や屋根の修繕工事のときも、平屋なら足場を組み立てる必要がないため、二階建てよりも費用負担を減らすことができます。
また、ワンフロアしかないので冷暖房の効率が高く、日頃の光熱費も削減できるのが魅力です。
平屋のデメリット6つ
平屋にはメリットが多数ある一方で、二階建てにはないデメリットも存在します。
続いては、平屋のデメリットを6つ紹介します。
広い土地を探すのが大変
平屋を建てるためには、広い土地を購入しなければなりません。
特に、都心部で建築用の土地を探す場合、二階建て住宅の建築を想定した広さになっているケースが多く、平屋向きの土地は数が少ないのが現状です。
エリアや予算などの希望条件を絞り込んでいくと、なかなか土地が見つからないというケースも珍しくありません。
日当たりと風通しに工夫が必要
周辺に二階建て住宅が多い住宅地に平屋を建てる場合、日当たりや風通しが悪くなってしまうケースがあります。
そのような場合は、中庭を作ってリビングに光を取り入れ、風通しをよくするなどの工夫が必要になるでしょう。
二階建てよりも坪単価は高め
同じ延べ床面積の住宅を建てる場合、平屋は二階建てよりも坪単価が高めに設定されています。
なぜなら、平屋は二階建ての住宅よりも住宅の基盤となる基礎の面積が広いからです。
注文住宅の工事費用のうち、基礎工事は大きな割合を締めます。
平屋は、二階建てよりも基礎が広い分、建築費用も全体として高くなるのです。
二階建てよりも固定資産税が高くなる
注文住宅の固定資産税は、建物と土地の評価額に沿って算出されます。
同じ立地で、同じ延べ床面積の住宅を建てる場合、平屋のほうが土地面積は広くなるため、固定資産税が高くなることは避けられないでしょう。
プライバシー・防犯面に注意が必要
平屋は、すべての部屋が1階にあるため、外部から侵入されやすいというデメリットがあります。
また、大きめの窓なども、プライバシーに配慮して配置しなければ「外から丸見え」となってしまいます。
洪水などの災害時は浸水に注意
平屋は1階建てなので、洪水などの災害時には浸水に注意しましょう。
2階に避難することができないため、水害リスクのない土地を選んだり、早めの避難を心がけたりすることが大切です。
平屋と二階建てはどっちが良い?
平屋と二階建てはそれぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが良いかを一概に言うことはできません。
しかし、以下のような条件に当てはまる方には、平家が向いているでしょう。
- 老後に向けた住み替えを検討している
- 家族とのコミュニケーションを重視したい
- 郊外や田舎で暮らしたい
- バリアフリー対応の家で生活したい
など
平屋の注文住宅は、老後に夫婦のみで生活するためのバリアフリー住宅を建てたい方、家族とのコミュニケーションを重視して暮らしたい方などに人気です。
また、郊外や田舎なら、平屋に適した広い土地も比較的見つけやすいと言えます。
反対に、以下のような条件に当てはまる方は、二階建てのほうが良いかもしれません。
- 住宅街に住みたい
- 家族が多い(お子様が2人以上)
- 両親との同居を考えている(二世帯)
- 土地代を節約したい
など
都心部の住宅街では、平屋に適した土地を探すのが難しいので、必然的に二階建てを建てることになるケースが多いでしょう。
また子供部屋を複数作りたいなど、延べ床面積の広い家に住みたい方は、二階建てのほうが建築費用や固定資産税などのコストを抑えることができます。
平屋のメリットを活かそう!おしゃれな施行事例を紹介
暮らしやすく老後も安心の平屋ですが、下手をすると「なんだか公民館みたい」と言われるようなダサい仕上がりになってしまいます。
平屋をおしゃれに仕上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
デザインが平凡にならないためのポイントをご紹介いたします。
外壁は質感や色にこだわろう
おしゃれな印象にするには、1番目につく外壁にこだわることです。
クリーンな白、かっこいい黒やグレーの他、ツートンカラーでメリハリをつけるのもいいでしょう。
また、外壁の質感にもこだわることで高品質な印象になります。
中庭をつくろう
外部からの視線を遮り、明るく開放感を保つなら、中庭が最適です。
家の形を口の字やコの字にすると風通しのよい中庭ができ、リビングからの景色も楽しめます。
また、室内から中庭へ直接アプローチできるようにすれば、子供の遊び場として、またはちょっとしたパーティなどにも活用できます。
屋根は片流れやフラットがおすすめ
片流れ屋根とは、一方向に勾配があるもので、雨水の流れがよく、採光もとりやすいです。シャープな外観になるため、平屋をモダンに見せることができます。
フラットな屋根は、極限までシンプルなフォルムが、ミニマルと贅沢さを両立させます。また、屋上をガーデンや物置に活用できるだけでなく、メンテナンス費用も抑えられます。
テラスやウッドデッキ
室内と外を繋ぐテラスリビングやウッドデッキがあると、グンとあか抜けた印象になります。
洗濯物を干すのに便利な他、バーベキューやおうちキャンプも楽しめるため、家族の時間をより楽しむことができます
ただし、テラスやウッドデッキを採用する場合は、周囲の環境も重要です。あまりに自然環境が豊かでは、虫や鳥のフン、落ち葉などが多く、手入れが大変になるため注意しましょう。
平屋の注文住宅は品質とおしゃれさにこだわろう
生活動線や家事動線に優れた平屋の注文住宅は、近年大変な人気があります。
ただし、平屋だからこそ、自然光を取り入れる間取りや、おしゃれさ、品質にこだわって建てることが重要です。
静岡県焼津市の工務店、ティアラでは、平屋でも二階建てでも、お客様の理想の家を形にするお手伝いをさせていただきます。
理想の家に近づけるため、細部にまでこだわり抜いた住まいをご提案いたしますので、贅沢なのにムダのない注文住宅をお求めの方は、ぜひティアラまでお問い合わせください。
| 焼津で注文住宅をご希望ならティアラにご相談ください
2. リフォーム工事全般