社長の生い立ち 社長の生い立ち。
そして想い。

元気いっぱいに育ててもらいました!

昭和46年(1971年)4月29日、
夜通し降りしきった激しい雨が止んだ朝の8時15分。

大空に掛かる虹の下、米屋の次男を父に持つ長男として、
私は4150グラムのビッグベイビー(笑)
としてこの世に生を受けました。

そして、優しくもしつけに厳しい両親に育てられ、
素直な良い子に育ち…


と、行きたいところですが(笑)
どういう訳かいたずら坊主のガキ大将に育ち、
小学校では1年生の頃から廊下に立たされることは当たり前!

気に入らない上級生には喧嘩売ったり
(負けて大泣きし、先生に連れられて帰ったことも(笑))。

町内のソフトボール部では、
6年生と5年生を後ろに回して
一番先頭に立って号令を掛けまくるなど、
まるでジャ◯アンのような幼少期を過ごしました(笑)。

そんな私も中学生になり、
真面目な少年となって、
青春時代はスポーツと勉強に明け暮れる日々を送り…
となれば良かったのですが(爆笑)、

中学2年生の時にチェッカーズ(ロックバンド)と
衝撃的な出会いを果たし、
青春時代のほとんどをバンドに費やす
ロック少年となりました。

高校は静岡県立静岡商業高校。

静商に入学した理由は、
公立は授業料が安いから、
入れたら楽器(SAX)を買ってくれると
両親が約束してくれたから(笑)。

こんな不純な理由で入った高校では、
常にバンド活動に明け暮れて、
そんな少年のパターン通り成績は悪く、
クラス48人中47番目なんてことも。

そして何とか高校を卒業したものの、
真っ当な社会人となって欲しいという親の願いを断りきれず、
これからはコンピュータの時代だということで
IT系の専門学校へ進学。

そこでは心を入れ替え、見違えるほどの優秀な成績を残し…
となれば良かったのですが(大爆笑)

結局バンド活動がしたくて授業に身が入らず、
結局2回目の一年生も半ばで退学…。

今思うと、本当に両親には申し訳ないと猛省しております。

そして、その後の半年間で上京のために
必要なお金をバイトで貯めて、
ついに21歳の春、
ミュージシャンとして一旗あげるぞと、
上京を果たしたのでした。

親の有難みと世間の厳しさを知る学び多き青春時代。

本当に両親には好きな事をさせてもらい、
感謝しかありません。

若い頃に東京で暮らせたことは、
私の人生においてとても重要な体験となりました。

大志を抱いて立つ東京の街は、
当時の私の夢を叶える舞台として、
それはそれは大きくて、
キラキラして見えたものでした。

初めて見た新宿の高層ビル群、
静岡ではありえない人の多さ、
そして何よりアカ抜けたオシャレな都会人…。
目に入るその全てに圧倒されたことを覚えています。

そして、必ずや売れっ子ミュージシャンになる
と硬く心に誓い、
そこからはまるで修行僧か、
仙人のような(笑)

ストイックな生活がスタート!
これは本当です(笑)

来る日も来る日もバイトと、
曲作りと、スタジオ練習と、
ライブを繰り返す
怒涛のバンド活動の日々が始まったのでした。

バンド活動漬けのそんなある日、
とんでもない映像がテレビから流れて来ました。

それは
平成7年(1995年)1月17日に起きた
阪神淡路大震災の映像でした。

抗えない力を初めて感じた出来事。阪神淡路大震災。

戦後の日本で発生した地震の中では、
その後に発生する東日本大震災に次ぐ
大きな被害を出した大地震。

メディアが発達した日本が経験する、
初めての巨大地震でもありました。

テレビから流れるその映像は、
それは目を疑うほどの信じ難いものでした。

建物が傾き押し潰され、
高速道路は曲がり、高架は倒れ、
至るところから火の手が上がる…。

その様は、まるで空爆にでもあったかのような
信じられない惨状でした。

そして、これが今を生きる日本で
起きているとは思えず、
テレビに釘付けになって続報を待ったものでした。

人が創り出した堅牢な建物や道路、
つまり文明が、大自然の力の前では
こんなにも無力なものなのかと
思い知らされた出来事だったのです。


この時の体験が、
後年のティアラの起業へ、
そして地震に対し高い防御性を持つ
商品開発へと繋がる原点となったのは
いうまでもありません。

それほどの大きなインパクトを
私に残した出来事でありました。

挫折と引き換えに得た成長の場。

それから時は流れて3年。

大志を抱いて上京はしたものの、
やはりプロへの道は険しく、
どこかで線を引かなければと私は思い始めていました。

そんな時、叔父が経営している地盤会社から
入社の誘いがあったのです。

地盤会社の仕事は、
まず建物を建てる地盤が、
建物の重さを支えるだけの硬さがあるかを調査します。

そして地盤が柔らかければ、
建物が傾いてしまわないよう
地盤補強工事を行ないます。

それでも万が一建物が傾いてしまった場合は、
傾いた家を元に戻し、
それを直すためのお金を出す保証なども行います。

これらを住宅会社に提供する仕事です。


このように、基本的には地盤が損壊して
家が傾かないために行う仕事ですが、
地震時も建物の倒壊を抑える有効な手段となる仕事です。

私は思いました。

「これはやり甲斐がある仕事ではないか?」

そもそも母方の祖父は
地盤調査の仕事をずっとして来ました。

3歳くらいの頃祖父に連れられて、
御前崎で海の地盤調査を行う船に
乗せてもらった記憶もあります。

祖父の仕事が叔父にも受け継がれたように、
リスタートを切ろうかと迷っていた私にも、
過去に見た祖父の背中は、
私を地盤業へ向けて強く後押ししてくれました。

そんな祖父が
当時の私によく言っていたのが

「生産しろ!」

でした。

音楽のプロへの道は、
次々と現れる若い才能の台頭との戦いでもあります。

歳を取ると共に、
先々の展望を否定的に考えざるを得ない
状況に段々追いやられ、
祖父の言葉に応えられる環境からは遠ざかる一方でした。

そして、私はいよいよ決断します。

音楽で食べて行く道を諦め、
地盤屋さんとして人の役に立つ人生を歩もうと…。

こうして新しい一歩を踏み出しました。

時に28歳。

東京で過ごした年月は実に7年間。

私の青春はこうして幕を閉じ、
祖父に認めてもらえる

「生産できる人」

となるべく、
遅い社会人として歩み始めたのです。

新天地で出会った普遍的価値「質」へのこだわり。

地盤会社に入ってからは、
7年間の社会人としての遅れを取り戻すかのように、
それはもう怒涛の日々を過ごしました。

専門用語も基礎知識もない中の出発で、
失敗もたくさんし、
迷惑も掛けてしまいました。

しかし、周りの上司や先輩の
厳しくも愛情ある教えと助けもあって、
短期間で現場の品質管理を任せてもらえることになったのです。

今も大切にする品質管理のルーツは、
この時の経験が大きく影響しております。

地盤改良工事も家を建てることと同じで、
設計通りに現場施工がされなければ、
それは絵に描いた餅と同様、全く意味をなしません。

特に地盤は見えない地中との戦いです。

管理をしなければ、
家が傾いてしまうなどの大変な損害を与えてしまいます。

それなので、地盤調査の解析や
改良工法の設計・構造計算を勉強し、
住宅地盤技師という資格も取得しました。

このようにお施主様の資産と命を
末永く守るために知見と技術を磨く、
やりがいに満ちた日々を過ごすことが出来ました。

暮らしの「質」に切り込む。

ティアラの経営ミッションでは、

「家づくりは正に人生設計そのものである」

と位置付けております。

その人生設計において
特に大切な“お金”の不安を解消するため、

ティアラでは本当に知るべき
“家づくり予算の本質”に迫る、

資金計画システムの自社開発をしております。

それは2014年に自社開発した

「未来家計簿」という
ライフシミュレーションから始まり、

現在は資産運用と返済計画による
“生涯資産の形成コンサルティング”
へと昇華いたしました。

それは、教育費や老後費を確実に捻出する
現実的な人生設計を目指し、

家づくりを主体とした
“ライフプランマネジメント”
の提案・提供を実現するものです。

社風となった「開発する会社」の原点。

そしてこれらの原型は、
2005年頃の地盤会社勤務時代に、

地盤調査解析ソフト「ガイアナライズ」

を担当責任者として自社開発した経験によって培われました。

ティアラで提供する
ライフプランマネジメントと、

地盤会社で提供していたガイアナライズは、

開発時期にこそ大きな隔たりがあるものの、
開発における視点は全く同じです。

それは、

「お客様の利益に立ち問題を解決する。」

この一点に尽きます。

当時メインのお客様である
大手ハウスメーカーは、

たくさん家を建てなければならないため
スピードを重要視していました。

しかし、それまでは調査データの解析や
製本作業を全て手作業で行っていたため、
報告までに大変時間がかかったのです。

それをガイアナライズでは、
まずデジタル化された調査データを採用しました。

そして当時まだ馴染みの薄かった
携帯電話のネット回線を利用して、
現場から事務所へリアルタイムで送る体制を取ったのです。

更にいつでも誰でも
入力・解析・製本を可能とすることで、
驚異的なスピード報告を実現しました。

これにより、
それまでは3営業日かかっていた
調査結果の報告は、

地盤調査終了後1時間で
お伝えできるようになったのです。

工期の説明や予算の打合せを
一刻も早く始めたい住宅会社は、

ガイアナライズによるサービスを
大変気に入ってくださり、
たくさんの調査依頼をいただく事ができました。

そしてそれは、地盤会社に仕事量以外の
大きな利益を生むことにも繋がったのです。

まず、地盤調査を行った調査員でなければ
できなかったデータのまとめは、
誰でもできるように。

これにより、
調査員が帰社後に行う作業を軽減することで、
労働負担の軽減と勤務時間の短縮を同時に実現しました。

さらに入力と解析の自動化で、
作業を行う事務員の人員削減をも
同時に実現しました。

これにより作業効率やお客様への
サービスを向上しつつ、

人件費の軽減をも実現し、
同時に過酷な労働に付く
地盤調査員の離職率を下げることにも成功したのです。

「家づくり=人生設計」
家づくりのプロとして私達がやらなければいけないこと。

一方、住宅会社の経営を始めた私にとって、
一番解決して差し上げなければならない
お客様の悩みと言えば

「お金に関する不安」

です。

起業当初は、
家の安さを競うローコスト住宅が林立する時代。

家は安ければ安い方が良い…。

そんな時代背景もあり、
住宅を販売する我々も安い家でなければ
お客様からも選ばれないのではないか?

そんなことを感じた時代でした。

それなので、オーナー様から言われた
予算で建てることが安心の家づくり、
それが注文住宅だと思っていたのです。

しかしそれは、
ただただお客様の感覚に頼るだけの、

家づくりのプロとは到底言えたものではない
稚拙な資金マネジメントです。

そこで、よりお客様に安心していただくために、
ライフシミュレーションによる
資金計画マネジメントを始めました。

これは住宅ローンを支払いながら、
教育費や老後費を自力で捻出する

「家づくり予算」を確認していただく
資金マネジメントです。

当初は保険業社に
ライフシミュレーションの作成をお願いし
お客様にご確認いただいてました。

しかし、保険業者は住宅の知識に乏しいため、
内容に粗い所が散見されていました。

例えば、

住宅メンテナンスに必要な項目が足りなかったり、
性能によるランニングコストが反映されていなかったり…。

残念ながら、
とても人生設計を行うまでの
クオリティーではありませんでした。

そんなこともありお客様の反応は今一つ…。

質問にもお応えする事が出来ず、

「これはシミュレーションなので」

と言い訳がましく逃げる事しか
できないなんてこともありました。

こんな調子では、お客様からしてみたら
正確な家づくり予算を確認することなど
できるはずもありません。

ライフシミュレーションには、
未来を想像して余りある

”リアリティー“

が無ければいけないのです。

そうでなければ、適切な家づくり予算だと
判断する事ができないからです。

そんな経験から、
より良いライフシミュレーションを提示できるよう
数社の保険業者に作成してもらいましたが、
その時私はとんでもないものを見てしまったのです。

それは、住宅に関わる経費を低く計上して、
保険に多くのお金を回せるよう作成された
ライフシミュレーションでした。

ここで私は確信し、決断しました。

本物のライフシミュレーションを提供しよう!

そのために研究・自社開発し提供しよう!

こうして当社のオリジナルライフシミュレーション
”未来家計簿“
は誕生することになったのです。

住宅会社とは“家づくりコンサルティングである。

私達は家づくりのお手伝いという、
お客様の大切な資産形成をする一方の当事者です。

それなのに、その最も重要なお金の話を
他業者へ委託するというのは、
余りにも無責任ではないか?

一生に一度しかない、
お客様にとっては未知の家づくり。

当然失敗は許されません。

プロとして家づくりをサポートする立場であるならば、
自らの見識によって
お客様を幸せな未来へと導かなければ、

地元で共に生きて行く
本物の住宅会社とは言えないのではないか?

この時から私は、家を提供する者は、
家づくりを通して幸せな人生へと導く

”コンサルタント”

ならなければならないと考えるようになりました。

このような過程を経て自社開発された未来家計簿。

初めてご覧になられたお客様にはもちろん、
他社でご覧になられた事のあるお客様からも
大変高い評価をいただいております。

未来の家計をリアルに擬似体験していただく目的は、
家づくりはやり直しが効かない
作業だからこそ必要です。

しかし当社では、
今やライフシミュレーションだけで
本当の住宅予算を把握することは
出来ないと考えております。

なぜなら一般的なライフシミュレーションは、
35年間ずっと同じ金額の住宅ローンを
返済し続けることが前提だからです。

当然のことながら、
子供を大学に通わせる時には、
住宅ローンに加え大学の学費もかかって来ます。

しかし、この2つの出費を単純に足しただけでは、
実際の返済能力を超えた
実現不可能な返済計画を
押し付けられた感覚になるはずです。

つまり一般的なライフシミュレーションは、
支出の積み上げだけで構成された、

生活のやりくりが全く見えない
未来の提示でしかないのです。

これでは皆さんが納得出来る
家づくり予算には到底なり得ません。

それでは、本当の家づくり予算は
どうすれば確認できるのでしょうか?

全ては”返済計画”にかかっています。

長い返済期間の中で発生する、
子供の教育費や住まいのメンテナンス費を
捻出するためには、

住宅ローンの返済計画に基づいた

“家計の運用”

が不可欠になるのです。

実際に“正しい返済のレシピ“を知れば、

①大学などの教育費を楽に捻出できる。

②住宅メンテナンス費を楽に捻出できる。

③15年から20年で完済することも可能となる。

④老後資金もお得に蓄えることが出来る。

これらを実現することができます。

“正しい返済のレシピ”を知らないがために、
余計な利息を支払い続けることは、
その分家づくり予算を少なくして調整するしかありません。

つまり、今本当に安心して

「本当の住宅の予算」

を知るためには、

“返済計画マネジメント”

が必要なのです。

こうして当社の資金計画は、
お客様の最大の懸念である

資金計画の不安を解消するという点において、
完成を迎えることができました。

是非、不安を解消して
幸せな家づくりとなるよう、
ご利用いただけましたら幸いです。

そして、

話は地盤会社に勤務していた頃の話へと戻ります。

条件で選ばれるフラストレーション

当初、充実した日々を過ごしていたにも関わらず、
入社して7年ほど経った私の中には、
大きなフラストレーションが渦巻いていました。

それはあれだけ感じていた

「やりがい」

が全く感じないようになっていたことなのです。

なぜそのような事になってしまったのか?

それは地盤会社と元請の取引上の構造によります。

地盤会社は、地盤調査を行なって地盤の強度を調べ、

強度不足の地盤には
補強のための工事を施しますが、
強度が満たされている地盤は補強をいたしません。

地盤会社は、地盤補強工事によって
売上と利益を出し経営しています。

つまり、お客様である住宅会社側から見れば、
工事を必要とする場合は

「本来掛からなくても良いお金がかかる時」

と思われてしまうのです。

それなので、地盤会社は常に

「条件」

によって住宅会社から選ばれる事になります。

条件とは金額やサービス工事です。

いつもいつも値引交渉に晒され、
本来なら基礎屋さんが行う工事の一部を
サービス工事で行うことを条件にされたりするのです。

これに私は段々疲れて、

「自分の仕事は誰かに感謝されているのだろうか?」

「別に自分じゃなくてもお客様は困らないのではないのだろうか?」

いつしか私は、自分が一生を懸けるべき
仕事であるのかをどうかを悩むようになったのです。

そんな時、プライベートでのある出来事が、
ティアラ設立へと繋がるきっかけになりました。

それは結婚です。

住宅会社設立のきっかけ「結婚」

これは男性あるあるだと思うのですが、
元々私自体は結婚披露宴を行うことに消極的でした。

理由はお金が掛かるのと、
何かこっぱずかしいから!(笑)

しかし、一生に一度の披露宴に夢を抱く妻のために、

妻が幸せなことが私の一番幸せなこと!

と思い切って始めたのでした!

そしてある日。

結婚式で着る衣装を決めるために
式場へ行った時の事。

ドレスを試着する妻のなんと楽しそうなことか!

ドレスを変える度に私は写真をパチリ。

妻の幸せそうな笑顔につられて私まで笑顔に⋯。

試着の帰り際、
私は心の底から式場のスタッフさん達に

“ありがとう”

を言っている自分を感じました。

そして、妻のためにやる事を決めた披露宴も、
いつの間にか自分のために!(笑)

またやりたいと思うくらい楽しかったです!(笑)

お金もたくさん払いましたが(笑)、

こんな風にお客様を心から楽しませる、

感動させる、

お礼を言いたくなる、

そういう仕事への憧れを強くする体験が結婚式だったのです。

「もっと幸せの中に身を置ける仕事がしたい!」

「お客様に心から幸せだと思ってもらえる仕事を」

「そして、それが私だからこそ任せてもらえる仕事がしたい!」

「心からお客様に“ありがとう”と言ってもらえる仕事を一生の仕事にしたい!!」

こうして私はこの時の経験から、
これまで培って来た仕事のノウハウを考慮したうえで、
直接エンドユーザーに

”ありがとう“

と言って頂ける仕事、

住宅会社の起業を決意したのです。

ティアラ誕生

この住宅会社への馴れ初めが、
私共の社名である

「ティアラ」

に大きく影響を与えているのは
言うまでもありません。

結婚も家づくりも、
その主役はご夫婦です。

結婚にあたり、
新婦は髪飾りである宝冠

「ティアラ」

にその思いを重ね、式に臨むことでしょう。

そしてその傍に寄り添う新郎は、
ティアラで飾られた美しい新婦の姿に、

幸せへの決意も新たに式へ臨まれることと思います。

私達はご夫婦が結婚に寄せた思いと、
同じくらい大切な思いが込められた
住まいをご提供したい。

また、家づくりは完成までのお付き合いではなく、
住まわれてからもずっとお付き合いが続きます。

言わば、お施主様と住宅会社は、
家づくりを通して結婚したも同然の間柄です。

このような思いの象徴として、
ティアラは当社の社名に選ばれ

住宅会社として誕生したのです。

そして結婚から3年の月日が経った

2009年の5月。

それまでお世話になった地盤会社を退職し、
起業に向けての様々な準備を経て、

2009年9月11日、

ティアラは産声を上げたのでした。

現実に飲み込まれる理想。

受け入れざるを得ない妥協の日々。

当時の住宅業界は、
今思えばローコスト住宅時代も
終盤に差し掛かった頃。

低価格の家に、付加価値を付けて
家を提供する会社が多く観られました。

そこでティアラが選んだ付加価値はなにか?

ひとつは“デザイン”。


デザインは、起業当時から今も
一貫してご提供し続ける当社の付加価値です。

なぜデザインなのかというと、
一生に一度しかない家づくりなのに、

街でよく見かける家はどれも
金太郎アメみたいに同じ外観。

家族の暮らしが繰り広げられる
特別なドラマの舞台のマイホームを、

もっと楽しめる空間に、

もっと日常を特別なものに、

もっと愛着の持てるものにしたい!

そう思ったからです。

そしてもう一つが”耐震“。

静岡県も30年以内に
東海地震が100%発生すると言われています。

地震時に家は、家族の命と資産を守る
“シェルター”にならなければなりません。

住まわれる方が枕を高くして、
安心して眠られるよう、地震に強い家を目指しました。

しかし当時は低価格を売りにした
ローコスト住宅全盛の時代。

値引をして受注をいただくことが、
当たり前だった時代です。

当時の私はまだまだ未熟で、
ローコスト住宅との価格競争に勝つべく、

コストアップの元になる大切な耐震性能は手放し、
デザインだけを付加価値として残す戦略に出てしまいました。

しかし、そんなある日ふと気付いたのです。

業界の悪癖からの脱却!そして得たもの。

私達を信じ、当社のファンになってくれた
お客様には値引なしの“正価”でお買い上げいただく。

逆に、
何社も見積をして少しでも安くと
交渉するお客様には値引して安く売る。

「ファンであるほど損をする?」

「これって何かおかしくないか?」

「このような事態を放っておくことは、
果たしてお客様と誠実に向き合う会社の姿勢と言えるのだろうか?」

経営と理想の狭間で自問自答を繰り返す日々。

そして私は覚悟をきめました。

値引交渉からは手を引き、

正々堂々と誰も不公平にならない
正価での家づくりをして行こうと。

しかし値引は当たり前と思われる業界です。

値引きの演出のために、
最初から値引き分を加えた”二重価格“にしておき、
何百万円も値引きしたように見せる…。

お得感の演出だけで
実際は何もお得ではない、

お客様を騙し討ちにするようなことが
業界ではまかり通っております。

また、もし二重価格の値引をしない価格で
購入された場合は、

その住宅会社はその分利益を
得ることにもなります。

このように、どちらにしても住宅会社は
自分が痛むことはなく、

ただお客様だけがこの負の仕組みの上で
踊らされることになるのです。

しかし、意を決して値引きをお客様にお伝えしても、

「どうして値引きしてくれないんだ?」

「どこの会社でもやってるぞ?」

と、詰め寄られることもありました。

正直とても苦しい経験でした。

しかし、覚悟を決めたことです。

私は勇気を振り絞って
丁寧にお客様にお伝えいたしました。

値引に応じる業界の見積額の仕組みや、
またなぜ正価でご提供しなければならないのか。

そしてお客様の立場から見た値引という行為が、
一体どんな影響をお客様や住宅会社に与えるのかを…。

そうすると、大方のお客様は賛同してくださり、
より親密なパートナーシップを築けるようになりました。

私としては非常に困難を極める決断でした。

しかし、お引渡し後もずっと続く
お客様との関係性をより良いものにするためにも、
この時の決断を貫き通して良かったと思っております。

そしてこの経験は、家づくりそのものの
在り方を変えるキッカケにもなりました。

家の価格の落とし穴。
買う価格よりも住んでからの価格に注視せよ!

これまでは業界の価格競争に巻き込まれて、
購入する時の「価格」しか見えていませんでした。

しかし私は、
家にはもうひとつ価格があることに気付いたのです。

それは「住んでからの家の価格」です。

住み始めてからの
水道光熱費、保険、税金、メンテナンス費用などは

「住んでからの家の価格」

といえます。

それが、手にされた家のグレードによって
高くも安くもなり、
生涯出費として比較すると
とんでもない金額差になります。

ついつい目が奪われがちな買う時の家の価格。

しかしその裏で、実はとんでもない損失を被る
住んでからの家の価格があることを、

家づくりのプロとして
皆さんにお伝えしなければならないと思ったのです。

機会損失からオーナー様を守れ!
住めば住むほど満足度が上がる家づくりを目指して。

ここで皆さんにお聞きします。

もし新築されたばかりのあなたが、
新築したばかりのお友達の家に
遊びに行ったとしましょう。

当然そこではお互いの家づくりのお話で
会話も盛り上がるはずです。

しかしそんな折、友達の口から全く知らない
初めて聞く情報が飛び出しました。

しかもそれは、聞けば聞くほど
家づくりには大切な情報でした。

こんな時あなたはどう思うでしょうか?

「それを知っていたら私もやったのに…。」

と、あなたはきっと大きな後悔をするのではないでしょうか?

そして大切な家づくりを任せた住宅会社に、
何で教えてくれなかったんだと思うのではないでしょうか?

これが機会損失です。

知らない事で先々のチャンスを
逃してしまう事をいいます。

私達はオーナー様を
一番大切にする会社を目指しております。

つまり、住めば住むほど満足度が上がる
家づくりを提供したいと思っています。

そうなるためには、
一生に一度しかない家づくりを

「知らない」

という理由だけで
後悔する家づくりにしてはならないということです。

皆さんにとって初めての家づくりは、
知らないことの連続。

「知らない」が多いのは当然です。

しかし「知らない」ことが理由の
後悔の家づくりをしてしまったとしたら、
それは我々住宅会社に責任があると私は思うのです。

だからこそ当社では、
現在の家づくりにおける様々な情報を、
全て検討のテーブルに並べて

後悔しない家づくりのために
まずは勉強をしていただいております。

知った上で不採用としたのであれば、
少なくとも

“知っていたらやっていたのに”

という後悔を回避することはできます。

当社では、
このような後悔をしない家づくりを目指して、
まずは家づくりの勉強期間を設けて、
皆さまに知識を身に付ける機会をご用意しております。

私の願いはただひとつ…。

それは私が住む静岡県中部から、
後悔の家づくりが無くなること。

それが家づくりのプロとしての
私の願いであり理念です。

家づくりを始めた際には、
是非当社の家づくりセミナーによる
住まいの勉強をご活用ください。

この地域から、後悔しない家づくりをゼロにするため、
是非皆様のお力もお貸しいただければと思います。

ずっと愛される住まいのベストパートナーとして存在し続けるため、
100年企業の礎を築き、次世代に繋ぐ会社づくりを目指す。

マイホームを持つ…。

それがオーナー様ご家族の人生において、
如何に大きく大切な意味合いを持つのか…。

私はティアラを起業してからというもの、
その思いに心を巡らせない日はございません。

特に昨今は、社会保障負担率の上昇に伴い、
手取り額が思うように伸びない状況にあります。

しかし、それでも家族の幸せを求めて
何千万円もの買い物をオーナー様はご決断なされます。

私はその覚悟、
家族を思う気持ち、
幸せになりたいという純心なお気持ちに、

しっかり向き合えるに相応しい存在であるかを自問自答し、
己を厳しく律するよう努めております。

そして同時に、それに相応しい存在でありたいと願い、
家づくりにおける知識、技術、情報、
サービスなどにおいて、日々研鑽を積んで参りました。

そしてこれからも、
当社だからこそ提供できる家づくりによって、

地域にお住まいのたくさんのご家族を
幸せにして差し上げたい…。

これをティアラで働く私達の幸せとし、
たくさんのティアラオーナー様に囲まれて、
末永く楽しくお付き合いさせていただければと思っております。

しかしそれも、

「会社の存続あってこそ…。」

そのために私は

「100年企業」

を目指した取り組みを行っております。

それにはこれまで追求して来た

「住めば住むほど満足度が上がる家づくり」

を更に探求して行こうと思います。

そして、お客様にその価値を
お分かりになっていただくよう努め、

それをもっと高い品質でご提供できるよう
現場力に磨きを掛けて行きたいと思っています。

そして、ティアラの家づくりを支えさるスタッフが、
夢と希望とやりがいを持って、
辞める事なくずっと勤務してくれる会社づくりをすること。

これにも同じくらい力を入れて行きたいと思います。

家も買い「モノ」。
だからこそ「ヒト」で選んでいい人生をその手に。

お客様がお買い上げになるものは「家」です。

この記事をお読みの皆さんは、
より良い家を手にするために、
そして失敗しないようにと、

買う前の今だからこそ、
色んな家を見て調べて比較検討していると思います。

しかし、その家は手にしたら終わりではなく、
60年以上も住み続ける「モノ」です。

そして、その「モノ」を守り支え続けるのは…

「ヒト」

です。

つまり、より良い家を手にするためには、
家という「モノ」はもちろんのこと、

それを支え続ける「ヒト」も
とても大切だと私は考えています。

ちなみに「ヒト」とは、

経営者やお客様担当の人柄や
家づくりへの向き合い方の総称です。

また会社は、法人という「ヒト」でもあります。

つまり会社の家づくりに対する考えなどは、
法人格という「ヒト」要素のひとつになるのです。

この「ヒト」に、皆さんの住まいを預けられるか?

これが「モノ」と同じくらい大切な「ヒト」の部分です。

また「モノ」である家にも
「ヒト」要素は大変大きな影響を与えます。

それは私達の提供する家が、
どこの住宅会社でも仕入れられる
建材や設備などを使って作られているからです。

私達はそれを家づくりのプロとして持つ
「家づくりの理念」
に従ってセレクトし、提供します。

つまり、この理念の差こそが商品の差となり、
家づくりの差となるのです。

そして、この理念は
経営者の人柄から生まれる「ヒト」の部分であります。

如何に「モノ」づくりに
「ヒト」要素が大きな影響を与えるのか?

きっとご理解いただけたのではないでしょうか?

オーナー様を支え続けるティアラの力。
それは「ヒト」です。

住まいは住宅ローンの返済に
35年間かかるだけでなく、

それを更に上回る60年以上もの
長い期間に渡って使い続けるものです。

家づくりのベストパートナーとして、
これからもお客様に選ばれる企業であるためには、
その期間を共に歩むことができなければなりません。

そこで当社では、

20代と30代が活躍する会社づくり

を目指しております。

私達は主に子育て世代のオーナー様と
多くのご縁をいただいております。

その年齢は32歳を中心とした
それ前後のお客様がいつの時代も一番多くおられます。

しかし、当社のスタッフも皆歳を取ります。

放っておいては、お客様との年齢差は
どんどん離れるばかりです。

それではオーナー様と共に歩む
企業であり続けることはできません。

そのためには、年長のスタッフが
若いスタッフの家づくりをしっかりサポートし、

オーナー様の建物を見守りながら
一緒に歳を重ねられる企業でなければ
ならないと思うのです。

次の世代を担う若い世代が
活躍する企業を目指して、

これまで以上に安心の家づくりを
ご提供して行きたいと思っております。

そして、私達の提供する家づくりは、
家づくりにおける信念とも言うべき経営ミッションでもある

「家づくりは正に人生設計そのものである。
安心の家づくりによって家族を笑顔に満ちた幸せな未来へと導く。」

に基づいた家づくりを
今後も実直に追求して参ります。

そのためには、移り行く時代に求められる
変化にも即座に対応し、いつの時代のお客様も

“住めば住むほど満足度が上がる家づくり”

を提供できる企業でありたいと思います。

変わらない信念と、

それを実現するための
変化を恐れない勇猛果敢な社風。

ティアラは住まいの問題解決企業として、
これからも挑戦し続ける企業であり続けます。

Instagram ロゴ
Facebook ロゴ
YouTube ロゴ
ロゴ