地震に強い家ってどんな家?構造や間取りの特徴を紹介
日本は、「地震大国」と呼ばれるほど地震が多い国です。
2011年に発生した東日本大震災や2024年の能登半島沖地震は記憶に新しく、「地震に強い家を建てたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
地震に強い家を建てるためには、構造や間取りなどを重視する必要があります。
この記事では、地震に強い家とはどんな家なのか、構造や間取りなど、具体的な特徴について紹介します。
地震に強い家とは
地震に強い家とは、「地震が起きても、簡単には倒壊しない家」のことです。
具体的には、以下の3つの構造に優れた家を指します。
- 耐震構造
- 制震構造
- 免震構造
それぞれどのような構造をあらわすのか、具体的に見ていきましょう。
耐震構造
耐震構造とは、「地震の揺れに耐える」ための構造です。
柱や梁、壁といった建物の構造自体の強度を高めた家は、水平方向の揺れに強く、耐震性が高くなります。
また、耐震構造に優れているかどうかをあらわす指標に、耐震等級があります。
耐震等級には1〜3の3段階があり、数字が大きくなるほど、耐震性能が高いことをあらわします。
耐震等級1 | 建築基準法の基準を満たす最低ライン
震度6〜7の地震が起きても倒壊せずに耐えられると言われている |
耐震等級2 | 耐震等級1の1.25倍程度の耐震性があり、学校や病院などの公共施設が満たすべき基準とされている
長期優良住宅の認定条件の一つ |
耐震等級3 | もっとも耐震性が優れたランク
耐震等級1の1.5倍程度の耐震性があり、震度6〜7の地震が起きても目立った損壊が起きる可能性は少ない |
安心して暮らせる「地震に強い家」を建てるなら「耐震等級3」の注文住宅がおすすめです。
ティアラでは、地震に強い耐震等級3の家づくりをご提案しております。
耐震等級3の家を建てられる工務店はそう多くはありません。
地震に強い家を建てたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
制震構造
制震構造は、「地震の揺れを吸収する」ための構造です。
具体的には、壁の内部にダンパー(振動軽減装置)などの装置を設置し、地震による振動を吸収することで、揺れを軽減する仕組みとなっています。
従来はマンションやビルなどに採用されることが多い構造でしたが、最近では一戸建ての注文住宅にも制震構造が用いられています。
ティアラでも、「制振ダンパーを全棟標準採用」することで、建物の制震構造を高めています。
免震構造
免震構造は、「地震の揺れを伝わりにくくする」ための構造です。
建物と地面(基礎)の間に免震装置を備えることで、地震の揺れを感じにくくしてくれます。
ただし、耐震構造や制震構造と比較して導入に高額なコストがかかるため、一戸建てに導入されるケースはあまり多くありません。
一般的には、新築の高層マンションに採用されることが多い構造です。
地震に強い家の特徴5つ
ここからは、地震に強い家とはどんな家なのか、形状や間取りなど、具体的な特徴を5つ紹介します。
これから注文住宅を建てる方、地震に強い家を建てたいという方は、ぜひ参考にしてください。
シンプルで無駄のない形状
上から見たときに正方形あるいは長方形になるような、シンプルで無駄のない形状の家は、地震に強いと言われています。
地震が発生した際に、家の6つの側面すべてが一体となって揺れに耐えようとすることで、振動が均等に分散されるためです。
L字型の形状など特徴的な構造の家は、外観はおしゃれに見えるかもしれませんが、残念ながら地震に強いとはいえません。
地震の揺れのエネルギーが一点に集中しやすく、うまく分散されない形状の家は、ゆがみや倒壊のリスクが高まります。
二階建てよりも平屋
地震に強い家を建てるなら、二階建てよりも平屋がおすすめです。
建物の高さが高いと重心が上のほうに集まってしまうため、地震や強風など、外部からの揺れによる影響を受けやすくなります。
もちろん、二階建てだからといって、耐震性や制震性が低いということではありません。
二階建てと平屋を比較した場合においては、平屋のほうが地震に強いと言えるでしょう。
屋根の軽量化
前述の通り、建物の重心が上にあればあるほど、地震や強風などの影響を受けやすく、揺れを強く感じやすくなります。
そのため、地震に強い家の場合、瓦などの重い屋根材は使用せず、ガルバリウム鋼板など、軽量な屋根材を使用しているケースが多いです。
屋根を軽くすることで地震に強くなることは広く知られており、屋根の軽量化のための補助金制度を備える自治体もあります。
地盤が強い
建物自体の構造が優れていても、地盤が弱い土地の場合は、地震の揺れが増幅されるため、損壊や倒壊などのリスクが高まります。
大きな地震が起きてしまうと、土地ごと崩れ落ちて多大な被害が起きる可能性もゼロではありません。
地震に強い家を建てるなら、地盤が強い土地を選ぶことが大切です。
土地の購入時には、必ず地盤調査を行い、家を建てるのにふさわしい土地であるかどうかを見極めましょう。
地盤調査の結果、地盤に問題があると診断された場合には、地盤改良工事を行うという方法もあります。
メンテナンスがされている
どれほど優れた耐震構造を持つ家であっても、メンテナンスを怠ると地震に弱くなってしまうことがあります。
特に木造住宅の場合、結露やシロアリなどの被害によって柱や梁、壁がダメージを受けると、耐震性能が大きく落ちてしまうため、注意が必要です。
耐震性能をキープするためにも、住み始めてからのメンテナンスを大切にしましょう。
新築住宅を建てる際は、保証の有無やメンテナンスサービスの有無、頻度なども合わせて確認しておくと、検討材料になります。
ティアラでは、充実した長期保証サービスをご用意しております。
一般的な公的建物10年保証と、地盤損壊20年保証はもちろんのこと、60年延長保証などもご用意しておりますので、詳しくはお問い合わせください。
地震に強い耐震等級3の家はティアラにご相談ください
地震に強い家を建てるなら、「耐震等級3」の注文住宅の建築実績がある工務店やハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。
ティアラでは、耐震等級3の注文住宅の建築はもちろん、充実した長期保証とアフターメンテナンスサービスをご用意しております。
日本全国で頻発する自然災害に備えるためにも、ぜひ地震に強い家づくりをご検討ください。
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