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住宅先進国

2023.09.24

以前、ブログ内でちょこっと触れさせて頂きましたが、

学生時代、テニスの某強豪校でキャプテンを務めていました。

任命された時、鬼監督から言われたことで、今でも肝に銘じている言葉がふたつあります。

 

「チームの為に行動できる人間が、チームを代表するに相応しい。」

 

「強い奴になるな。できる奴になれ!」

 

 

今なら時代錯誤な発言に捉えられそうですが、

当時は、選手としても、キャプテンとしても「あっ!それならできそう」と感じるものでした。

 

時代が変われば、ものの価値や人の考え方も変わります。

事実、50代の私と、20代の息子は違う価値観を持っています。

しかし時が流れても比較的変わらないものが【文化】だと思います。

 

 

(文化というのに相応しいかは謎ですが)17歳時、スウェーデンの高校生と試合をする機会がありました。

当時1日5食が当たり前の戸塚少女は人生MAX体重を維持していましたが

スウェーデン選手のそもそもの骨格の違いと手足の長さ(と金髪と白い肌)に愕然としていると・・・

 

コートチェンジのベンチで堂々と着替え始めたんです。

これこそ文化の違い!

恥ずかしいなんて思うのは日本人だけ。

観戦していた男子選手も見て見ぬふり。(たぶん)

最早、堂々と着替えたもん勝ちでした。

 

このように、国が違えば考え方も違いますし、習慣も違います。

 

そして、その違いは【住宅】に対する考え方にも表れています。

 

 

こんにちは。

やっとブログの本題にたどり着いた戸塚です。

 

住宅の耐用年数は40年。

その後は解体⇒新築と、まだまだ新築信仰の根強い日本ですが、

ヨーロッパでは、家は100年という考え方が根付いています。

 

 

100年。といっても、その間のメンテナンスは怠らないのですが、最も文化の違いが出るのが

【リフォームは自分たちで】という考え方です。

ですから、ヨーロッパでは一家に一台インパクトドライバー。

Netflixでよく見かけませんか?

主人公が壁を塗り替えたりぶち抜いているシーン。

 

アメリカは中古住宅の販売が盛んです。

販売するときには資産価値が下がらないよう、リノベーションして手放します。

Netflixでよく見かけませんか?

For Saleの看板がある豪邸。

 

欧米では賃貸でさえ借主の好みで自由にリフォーム出来ちゃうんですから、

リフォームが盛んになるはずです。

 

アジアでも違いがみられます。

 

お隣の韓国は人口のわりに国土がコンパクトなため、

多くの方が高層マンション・アパート・ヴィラ(3~4階建のアパート)で暮らしています。

こちらは、一般的な間取りがほとんどを占めているので、こだわりを実現できるよう、

【内装はリフォームし放題】の物件が多くみられます。

 

 

 

 

他方、広大な国土を有する中国は、圧倒的な持ち家率(上海以外)を誇ります。

数年前までは、中国の男性は家を持っていないと結婚できない。とさえ言われていました。

また、中国のマンションはスケルトンで販売されることが多く、【あとは自分で自由に】というスタンスです。

 

 

日本で中古住宅を購入し、リフォーム・リノベーションをして暮らす。という選択肢が

普及してきたのは2000年代に入ってからです。

確かにごく最近のことですね。

 

となると、リフォームにおいて日本は諸外国に後れをとっている状態になります。

なにしろ、賃貸を勝手にリフォームしたら大家さんから大目玉をくらいますからね。

 

今後リフォーム・リノベーションは空き家問題を抱える日本にとって、

これからの【すみかた】として、広がっていく分野かもしれません。

 

諸外国の住宅に対する【文化】を取り入れ、自分にあった暮らし方を探してみるのも

いいかもしれませんね。

 

この記事を書いたスタッフ

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