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断熱材 グラスウールについて

2024.01.25

今シーズンは暖かい日が多く、1月をなかなか感じることができませんでしたが、

 

ここ最近ようやく冬らしい寒さが続いております。

 

遠くに見える富士山もようやく雪化粧が綺麗に見えるようになりました。

 

急激な温度変化に体がついていかず、体調をくずされる方も多いのではないでしょうか?

 

年始めの疲れも出始めている方もいらっしゃるかと思います。

 

あまり無理せずほどほどに頑張るようにしていきましょう。

 

 

こんにちはティアラホームスタイルアーキデザインチーム 矢部です。

 

今回は、断熱材 グラスウールについて記事にさせて頂きます。

 

グラスウール(繊維系断熱材)

 

グラスウールはガラスを主原料とする人造繊維で、

 

断熱性、不燃性、吸音性に優れており、

 

人体に安全であることから世界中で長年使用されている素材です。

 

住宅用断熱材をはじめ空調ダクトや保温・保冷材として幅広い用途で使われています。

 

メリット

①コストパフォーマンスが高いという点です。

 

断熱材としての性能だけを見れば、発泡プラスチック系断熱材の方が性能は高いですが、コストは高くなります。

 

②吸音性に優れている、中音域から高音域まで、幅広い音域をカバーすることが特徴で、音楽ホールなどでも使用されています。

 

集合住宅の住戸間の壁や、寝室の壁や天井内に防音材として使用することもあります。

 

③グラスウールはアスベストとは違い、人体への安全性が認められている建材です。

 

アスベストのように飛散する性質はありませんし、

 

万が一体内に入っても繊維質が大きいため肺に入らず、

 

体液で溶けてしまうため、人体にも優しいといわれています。

 

④発泡プラスチック系断熱材は火に弱く、

 

燃えると人体に危険性が高い有毒ガスが発生します。

 

対してグラスウールはほとんど燃えず、危険性が高い有毒ガスも発生しません。

 

グラスウールを壁に充填しておけば、燃え広がる時間を延ばすという効果があります。

 

デメリット

①水に弱いことがあげられます。

グラスウールは内部に空気を貯め込むことで、断熱性能を確保しています。

 

水に濡れてしまうことで、本体空気が入るはずのガラスの繊維のすき間に水が入り、

 

結果として断熱性能が失われてしまいます。

 

また、水を吸ったグラスウールは重くなり垂れ下がってしまいます。

 

さらに、そこからカビが発生して建物や人体に影響を及ぼすという危険性もあります。

 

②施工技術が高い

グラスウールを断熱材として使用するには、すき間なくぴったり充填することが必要です。

 

すき間があると、そこから外気が侵入して結露の原因にもなる危険性があります。

 

次回は、吹付断熱について記事にさせて頂きます。

この記事を書いたスタッフ

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