断熱等級について
2024年 年を明けてから、1月も半ばに差し掛かりました。
早いものですね。
当たり前のようにある毎日に感謝しつつ、仕事に邁進したいと思います。
こんにちは、ティアラホームスタイル アーキデザインチーム 矢部です。
昨年末の引き続き断熱についてです。
断熱性能を示す値としてUA(ユーエー)値という言葉があります。
住宅内部の熱は、外皮(屋根や外壁、床、窓やドア等の開口部など建物の表面)をつたわり、住宅の外へと逃げていきます。
UA値とは、外皮平均熱貫流率のことで、外皮をつたわり、室内全体の熱が外へどれくらい逃げやすいかを表した数値です。
UA値が小さいほど熱を逃がしにくく、断熱性能が高いと言えます。
では実際にどれくらいのUA値が理想なのか?
住宅における省エネや品質確保の促進などに関する法律によって規定された基準
(省エネルギー基準)に定められている省エネルギー対策等級の要素の一つに
「断熱等性能等級」があります。
この等級を確認することで、どのくらい断熱性能の高い住宅なのかを判断することができます。
上記の等級は、北海道のような寒い地域、沖縄のような温かい地域によって違いがあります。
静岡県は地域区分という断熱の区分で表すと、主に6地域、7地域の温かい地域に分けられます
この地域の工務店さんは、一般的にUA値0.46(断熱等級6)を目指しているところが多いと思います。
勿論、断熱等級7(UA値0.26以下)を目指している工務店さんもいらっしゃいます。
私個人の考え方になってしまいますが、静岡県の温暖な地域の場合は断熱等級6で充分なのではないかなと思います。
確かに等級7の方が、暖かく性能の高い住宅になりますが、それを作るための
イニシャルコスト、建てたあとの電気代などのランニングコスト等を比較すると、
そこまでしなくても等級6で充分満足のいく住宅になるのではないかと思います。
以前に比べ、来社されるお客様も性能の高い住宅を望まれる時代になってきました。
私たちも日々勉強し、お客様によりよい提案をしていきます。