土地ありで家を建てる費用の目安は？相場や内訳、間取りを紹介

2024.03.27

土地ありで家を建てる場合、具体的にどのくらいの予算で注文住宅を建てられるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、土地ありで家を建てる費用の相場、かかる費用の内訳、予算別の間取り例を紹介します。

土地ありで家を建てる費用の相場

土地ありで家を建てる場合、一般的にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
まずは、住宅金融支援機構「2022年度フラット３５利用者調査 →」の結果に基づき、土地ありで注文住宅を建てた方の平均費用、相場について解説します。

土地ありで家を建てる平均費用

土地ありで家を建てる場合、注文住宅の平均費用は3,717万円です。
これは2021～2022年度の調査結果ですが、前年度と比較すると145万円の増加となっています。

また、同じ調査結果で、土地付き注文住宅を建てた方の平均費用は4,694万円です。
つまり、土地ありで家を建てるほうが、費用は1,000万円近く安くなることが分かります。

※出典：住宅金融支援機構「2022年度フラット３５利用者調査 →」

土地ありで家を建てるときの平均的な頭金

土地ありで注文住宅を建てる場合、平均的な頭金の金額は641.2万円です。
また、住宅ローンの平均借入額は2,967.2万円でした。

つまり、土地ありで家を建てる場合、費用総額のおよそ2割弱を頭金として支払い、8割程度を住宅ローンで賄うケースが多いことが分かります。

※出典：住宅金融支援機構「2022年度フラット３５利用者調査　→」

土地ありで家を建てる費用の内訳

土地ありで家を建てる場合、当然ながら土地の購入費用はかかりません。
では、注文住宅の平均費用3,717万円の内訳は、どのようになるのでしょうか。

以下は、土地ありで家を建てるときにかかる費用の内訳です。

建築費

建築費は、家を建てる建築工事のために必要な費用です。
通常、注文住宅の建築工事は、以下のような流れで進められます。

①着工
②地盤改良工事（必要な場合のみ）
③基礎工事
④足場の組み立て
⑤建方工事
⑥屋根工事
⑦外壁・外装工事
⑧内装工事
⑨施主検査
⑩竣工

このうち、③基礎工事から⑧内装工事までが建築費に該当します。

建築費は、家を建てる費用全体のおよそ75％程度を占めるものです。
「坪単価」として計算されるのは、この建築費であるケースが一般的です。

例えば、土地ありで家を建てる費用が3,700万円かかる場合、建築費は約2,775万円程度となるでしょう。

別途工事費

別途工事費とは、以下のような工事にかかる費用のことです。

既存の建物の解体
地盤改良工事
外構工事
配線・排水工事

これらはいずれも、家を建てるために欠かせない工事です。
土地ありで家を建てる場合、別途工事費の目安は、家を建てる費用全体のおよそ20％程度が目安です。
例えば、家を建てる費用が3,700万円かかる場合、別途工事費は740万円程度となるでしょう。

その他費用

土地ありで家を建てる場合でも、以下のような費用がかかります。

住宅ローン手数料
登記関連費用
引っ越し費用　など

これらの費用を合計すると、家を建てる費用全体のおよそ5％程度になります。

例えば、家を建てる費用が3,700万円かかる場合、その他費用は185万円程度となるでしょう。

土地ありだとどんな家を建てられる？【予算別】

土地ありで家を建てる場合、予算のすべてを建物にかけることができます。
ここからは、1,000万円、2,000万円、3,000万円の予算別にどんな家を建てられるのか、ティアラが手がける注文住宅の間取り例を紹介します。

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