スイッチ・コンセントを考える
なんだかぐずついた天気が続いていますね。
3月に入ったというのに陽気ではない日が多いので
まだ私の中での感覚はまだ2月です☔
ぽかぽか陽気の毎日が訪れることを、今か今かと心待ちにしています🌸
こんにちは、アーキデザインチーム嶋村です。
お家の中で生活する上で重要な寸法・位置についてブログで何度かお話ししてきました。
本日は“スイッチの高さ”についてです。
一般的な住宅は、
「スイッチの高さは床から120cm、コンセントは20cmm」の高さに
設置していることが一般的です。
ただ現在、スイッチの高さを90㎝の位置に設置するというご家庭も増えています。
見慣れた一般的なお家との差として、120cmから90㎝に下がるとその差は30㎝
違和感を感じる方も少なくはないと思われます。
ただ、90㎝に設置する利点、結構あるんです。
一般的な高さである120cmでなく、30cm低い90cmとすることで
「椅子に座ったときに目線から避けること」が可能です。
椅子に座った時に、成人の目の高さは約110∼120cmとなり、
一般的なスイッチの高さと同じになります。
見慣れてしまうもの、一般的には120㎝なのであまり気にならないと思う方もいらっしゃるかと思いますが、
目に入らなくても良いなら広々とした壁が目に入った方が良いという方もいらっしゃいます。
また、空間的にも重心が下がっている方が、空間が落ち着きが出てきます。
また、実は操作性が良いことも利点の一つです。
一般的な高さとなっている床から120cmの高さですと、
小さい子供や車椅子に座った状態だと操作がしにくい(届かない)高さとなります。
90cmの高さであれば、小さい子供や車椅子に座っていても
操作が可能となります。
赤ちゃんでつかまり立ちした数か月は
好奇心旺盛でスイッチを触りたがりますが、90cmの高さであれば届きません。
また、操作の動作として、
90cmの高さであれば肘の高さなので、動作が少なく、
スイッチの操作は楽になります。
スイッチを操作するときは、スイッチを見ずに、感覚、
つまりは慣れで操作している方がほとんどだと思います。
なので、わざわざ120cmの高さまで
手を持ち上げずに、肘の高さである90cmの高さで操作する方が、操作は楽になります。
次にコンセント
コンセントは一般的に床から20㎝~25㎝の位置に設置するものですが、
30㎝という選択肢も。
コンセント位置を30㎝にすることでコンセントの抜き差しの動作で、
かがむ量が少なくなります。
また車椅子での利用に際しては、20cmの高さだと、
かなり車椅子から乗り出して身体をかがまなくては届かず、操作が出来なくなることがあります。
勉強スペースや書斎スペースなどの机のコンセント高さも都度変わって来ます。
卓上の充電用など抜き差しが多いコンセントの場合には、
机の高差に対し、10cmを足した設置高さをご提案しています。
以上のようにスイッチやコンセントの
高さ一つにしても奥が深く、お客様と熟考を重ねて決定しています。
まだ図面の状態の我が家から生活を想像することは難しいことかもしれませんが、
ご家族の暮らしや老後のことまで考えたお家づくりには欠かせない工程です。
将来を考えた最高のお家づくりを是非ティアラで時叶えてみませんか?
今週末には
2日間限定の完成見学会が開催されます↓↓↓
実際のお家を見ると想像が膨らむのでお家づくりのヒントになりますよ☺
お客様と熟考を重ねた「週末リゾートの家」
お家づくりをご検討されている方は是非、ご来場ください☺
それではまた!!