年の始まりに
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
年末年始休暇を利用し、福岡に出掛けました。
アーキデザインチームの小林です。
神戸から西には上陸したことがなかったのですが
静岡と同じ太平洋側気候で、多くは省エネ基準地域区分5・6の
気候が似ている地域ということで、完全防備せずとも快適に過ごすことができました。
九州地方というと、他には
平屋が建つ割合が高く、2022年には都市部の福岡をのぞいたすべての県が
「平屋の多い都道府県ランキング」にトップ10入りしているという記事が印象に残っていました。
※「平屋の多い都道府県」ランキング1位は沖縄じゃない!? TOP10を九州が席巻、新築半分以上が平屋の県とは?
https://suumo.jp/journal/2023/08/22/197506/
同記事では平屋が多いことについて、重心が低く、地震の揺れに耐える構造を採用しやすいことや
都市部以外には比較的安く手に入りやすい土地があり、
台風からの影響を抑えるためではないか、とまとめられています。
静岡は31位という順位です。
東海大地震が囁かれ、それなりに経つと思うのですが思ったより高くない…というのが個人的な感想です。
人口密度を見てみると、九州地方では福岡以外は静岡の方が高いので
単純に土地の広さに余裕がないためでしょうか。
同時に、地震による水害を警戒する気持ちから
2階建以上が選ばれるケースも多いのかもしれないと、お客様の声から感じることもあります。
家族が長く暮らす家を、万全なものにしたいというお気持ちも
いつ来るのか、来るのか分からないものに左右されたくないというお気持ちも、また然り。
お客様が、安心の家づくりのために選ぶ立地条件や建物の形がどうであれ
暮らしやすい住み家の実現を追求し続けることが私たちの使命であると、気持ちを新たにした年明けでした。
ちなみに、3日には豊作・豊漁を願う神事「玉取祭」、通称「玉せせり」を見守りました。
一年の吉凶を占う意味合いもあり、
豊漁を願う「浜側」と、豊作を願う「陸側」とに分かれた競り子たちが、木製の霊玉を奪い合って本殿に運び
神職の手から奉納されるのですが、今年は「浜側」、つまり豊漁が願われることに。
新鮮な魚介類の美味しさを知る自分にとっても、
これ以上大きな揺れも、海がひっくり返ることも起こらないようにと、祈りを捧げるいい結果です。