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アーキデザインブログ
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繋ぎ手

2023.11.19

 

こんにちは

アーキデザインチームの小林です。

 

 

秋を名残惜しく思う間もなく、

日向にいても分かる空気の冷たさに、冬の訪れを感じる近頃。

 

 

年内にお引越しまで予定されている物件もあれば

この時期に建築が始まった物件もあり、その場合は来年春頃のお引き渡しとなります。

 

 

熟考し、取捨選択を重ねた家づくりが、いよいよ着工を迎えるとして。

 

地鎮祭や上棟式の後は、建築過程をご確認いただきつつ、

お客様が時間の流れを感じるその時に

「この時期、建築現場はこんな風だったな」なんて、楽しみな気持ちごと振り返ることができるよう

現場をゆっくりご覧いただく機会もご用意いたします。

 

 

 

 

今週は、最近着工した物件が

どこもアンカーボルトのチェックをする段階を迎えます。

 

 

アンカーボルトとは

地面や壁、床面と設置物とを接続する金物のことで

ここでは、木造住宅の基礎と柱脚部を固定する、接合ボルトのことを指します。

 

 

 

また、ホールダウン用のボルトもよく確認しなければいけません。

通常のアンカーボルトが、基礎とその上に載る土台を緊結するものなら

ホールダウンは柱の引き抜けを防ぐための金物です。

 

 

これらの金物について、

 

・偏りがないか

・耐圧盤打設時に動いていないか

・かぶり厚さや、埋込み深さは予定通りとれそうか

 

などを、基礎立ち上り部分にコンクリートが流し込まれ、手直しができなくなる前にチェックします。

 

 

 

 

この工程が適切に行われ、接合部として十分に機能しなければ

たとえ、どんなにタフネスな基盤を築き

構造計算を経たバランスのいい安全な家の設計図があっても

自重や、揺れ、風力による自然界の強い力に、家全体が影響を受けてしまいます。

 

 

我々が実際に作るのは設計図ですが、ただ耐久性の高い家の形を考えるだけでなく

こういった重要な工程のひとつひとつを、施工者が読み取りやすく、ミスなく施工しやすい図を提示し

検査を順調にクリアしてこそ、お客様にご安心いただけるのではと考えております。

この記事を書いたスタッフ

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