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アーキデザインブログ
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出入り口のアレ

2023.06.13

 

今年は台風が接近する時期が早いですね。

 

早々に梅雨入りを迎えて、台風が近付く間隔も短いとなると

 

建築現場の状況に気遣ってもらえないか天に祈りつつ

 

しっかり雨養生しながら、うまいこと進めていくしかありません。

 

 

 

 

矢部も申し上げておりましたが、

 

もし大気が今までにない状態になり、それが悪天候による災害という形で続くようなら

 

被害箇所の復旧作業や、再建に力を注ぐだけでなく

 

建物のつくり方に関する考えを再構築する必要があるのかもしれません。

 

 

 

大きな地震を受けて耐震基準が見直されてきたように

 

ここ最近の水害情報を見ていると、そんな日がくるかもしれないと思わされます。

 

 

 

こんにちは

 

アーキデザインチームの小林です。

 

 

 

普段の生活では意識していないところを

 

家づくりの計画で見直す段になって、はじめてよく考えることもあるかと思うのですが

 

今回は、どの住居にも必ず付いているであろう、屋内のドアについて挙げてみますね。

 

 

 

 

各室の出入口に設置するのは、開き戸か、引き戸が一般的ですが

 

皆さまはどんなドアがお好みですか?

 

 

 

 

主に、弊社で採用させていただいているドアについて取り上げ

 

それぞれを見ていきたいと思います。

 

 

 

 

まず、開き戸について。

 

 

ドアと聞いて、思い浮かぶのがこのタイプの戸でしょう。

 

ここでは、蝶番を軸に左右どちらか側に開く、片開き戸を指しますが

 

採用すると次のようなメリットがございます。

 

 

・枠と戸の隙間が小さく、気密性や防音性、遮断性がよい。

・空間を完全に仕切ることができ、プライバシー性が保たれる。

・戸の真横の壁にスイッチやコンセントを設置したり、物を置くことができる。

・戸を引き込むスペースが不要で、1スパンの間に設置できる。

・二方枠/三方枠だと床面に段差が生まれないため、安全で掃除がしやすい。

・デザインの幅が広く、選択肢が多い。

・ペットドアを取り付ける場合、危険性が少ない。

 

 

 

 

次に、引き戸はどうでしょうか。

 

 

引き戸と一口に言っても種類は様々ですが、

 

弊社では、天井高2.4mいっぱいの「アウトセット吊り戸」を、標準仕様でお選びいただけます。

 

 

 

「アウトセット」とは、壁内ではなく、壁の外側面に戸を設置する製品のことです。

 

また「吊り戸」の名の通り、天井面のレールに引き戸が吊り下げられていまして

 

メリットとしては、以下のようなものがございます。

 

 

・枠がなく、開くと開放感がある。

・年齢を問わず、少ない動作と力で開閉できる。

・戸の向こう側の人の存在を気にすることなく開閉できる。

・天井レールなので床面に段差が生まれず、安全で掃除がしやすい。

・前後のスペースが不要で、各室の戸を近くに設置でき、コンパクトな間取りが叶う。

・壁側面に取付けるので、開口横の壁に柱や構造補強材を配置できる。

・少しだけ開いておいても場所を取らず、開き方を調整しやすい。

・床面にレールがなく戸が滑る音が響かないため、静かに開閉できる。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

出入り口の開口幅を大きく取りたいので、引き戸一択ということもありますし

 

お客様の希望される間取りによっては

 

開き戸を採用したいけれど、引き戸しか取り付けられない、といったようなケースもございます。

 

 

屋内空間の第一印象を左右し得るLDKや、子供室のみ開き戸にし

 

その他は引き戸を設置するなど、部屋によってお考えいただくのもよいかと思います。

 

 

 

意識するしないにかかわらず、毎日何度も使うものですので

 

暮らしやすく役立つのはどんなタイプのドアか、

 

新居での生活スタイルや間取りを考える際も、どうぞ一緒にご検討ください。

 

この記事を書いたスタッフ

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