


推しのドラマ
今回は最近見たドラマの話をしようと思います。
普段あまりドラマは見ないのですが、(いつもどこかで見逃してそれきりというのが多くて・・・)
年末年始は時間があったのでNetflixで“Frist Love~初恋~”を見ました。
元々宇多田ヒカルが好きで、このドラマが宇多田ヒカルの『Frist Love』と『初恋』
という曲をモチーフにして作られたものだということを予告で知り、ちょうどドラマの主人公とも同世代(いや、私の方がちょい年上か)
ということで、どんな世界観でこの2つの名曲がドラマ化されたのか、にすごく興味があったので見てみました…
結果…もう、ドハマりでした。号泣です。
物語は宇多田ヒカルがAutomaticを発表した98年(当時私は大学1年生でした。)、2000年代、そして現代へと複雑に行き来しながら
主人公たちの初恋からの20年間を描くという壮大なストーリーなのですが、内容もさることながら、とにかく映像が綺麗。
全てがとても丁寧に繊細に作られている感じです。キャストの演技も素晴らしく、作品中の挿入歌、映像が見せる“間”や“雰囲気”がとても好きでした。
久々に最近見た中では一番のヒットでした。
ひたすらFrist Loveのアルバムをループで聴いていた当時の記憶も一緒に蘇り、あの時の懐かしくも切ない気持ちになりました。
きっと、宇多田ヒカル好き同年代の方なら分かってくれるハズ!
音楽って香りと同じで感情や記憶との結びつきが強いですよね、改めて思います。
そして、見ていて思ったのは“青”を多用しているということ。
このドラマのイメージカラーというのか、主人公の服や小物、インテリアや壮大なロケーションに至るまで本当に計算されているなと思いました。
統一されたイメージカラーを効果的に出すことで、見た人の潜在意識にイメージカラーを刷り込んで、そこに共感や感動が加わると、深く記憶に深く残すことが出来る。
まさにブランディングが成功している例なのかな、と企画広報的な立場から考察してみました。
人間の目から入る視覚情報のうち、80%以上が「色彩からの情報」だと言われています。色彩が人に与える影響は、私たちが想像する以上に大きく、
例えばコカ・コーラなら赤、ニトリならエメラルドグリーン、エルメスならオレンジ。吉野家もオレンジですね。
その会社だったり、その商品とその色が、がっちり固定され人々の記憶に残る。
そんなものがデザイン出来たらいいなと思いつつ…まだまだ道のりは長く険しいです(笑)
ドラマをデザインの観点から見てもすごく勉強になりました。
物語は恋愛だけでなく、家族愛、親子愛、友人愛など本当にたくさんの愛のカタチが描かれていて切なくて、美しいです。
名シーンがたくさんありすぎてここで語りだしたら止まらなくなりそうなのでやめておきます(笑)
まだ見てない方は良かったら、ぜひ見てくださいね。
また、お勧めドラマ、映画などあればぜひ教えてください!
この記事を書いたスタッフ
