


コスパ良し
立春が過ぎ、暦の上では春。
この時期に花粉症になる身としては、そろそろ来るかと身構えています。
ティアラの花粉症担当は
春先の恒例イベントタイプ、
一年中お付き合いタイプ、
花粉ってどんな香りするの?タイプと、
なかなか揃っていますので、どんなお客様の気持ちにも寄り添えることでしょう。
こんにちは、アーキデザインチームの小林です。
本格的に飛散し始める前に!と、舘山をぐるりと散策したらいい運動になりました。
なんと筋肉痛がこない。永遠に。
スタッフに喉飴を配ったりなんかして、日頃の行いがいいからでしょうか?
平地を歩くのと、傾斜面を登り下りして過ごすのとでは
使う筋肉も違いますし、思いもしなかったいい景色にたどり着けたりしますよね。
個人的には、波が打ちあがる風景に出くわすと延々に眺めてしまいます。
折角なので(?)動画をシェアさせていただきます。
ブレる黄土色の層状チャート岩と、海水の青色。
チャート岩は、加工するには硬すぎる(鉄より硬い!)ので
庭の石や砂利、純度の高いものでは耐火レンガの原料など、資材としては用途が限定されていますが
様々な色が重なり合って、不思議なニュアンスが生まれています。
北斎の赤富士を思い出させるような色合い。
こんなに赤いのは酸化鉄を含んでいて、新鮮だから。
地球規模で見たら活きのいい岩です。
木材だったなら、
仕上げ材に、経年変化を楽しめるものを選んだり、
構造材には、材質を安定化させるために手を加えるものですが
この岩は風化するのに一体何年かかるのでしょう。
家づくりに硬くて劣化しにくい素材を使いたいけれど、
実際のところ、そういったものは扱いづらいので
コンクリートを発明したり、木造の家を丈夫にして工夫し続ける我々人類の歴史。
木の年輪で数えると2千層ですが、
チャート岩の層でいうと、1cm分くらいの長さでしょうか。
縞模様ひとつ分にも満たない。
もしも岩を扱えたら、その歴史も違ったのだろうと想像するしかないですが
削り取ってもまた植えればすくすく育つ、わけではないので。
そりゃあまっすぐで加工しやすいスギを造林しますよね…コスパよし。
壮大な話と見せかけて
うっかりスギ花粉の原点に思いを馳せてしまいました、残念。
この記事を書いたスタッフ
