電力自由化のデメリットって?

前回は『電力の自由化』のメリットについて
お伝えさせていただきました。

今回は、その逆のデメリットについて
お伝えしていこうと思います。

おはようございます。
佐野です。

前回の終わりにも書きましたが、
電力の自由化によるデメリットは2つ考えられます。
ちなみにこれは、電力の自由化をすでに行っている外国で
実際に起こっている問題なのですが、
それと同じ問題が、
日本でも起こる可能性が高いといわれています。

まずひとつ目のデメリット。

それは、『大停電』です。

今の日本では、とても考えられないことですが、
アメリカのカリフォルニアでは、
電力会社が充分な電力を確保出来ず、
必要な電力を消費者に供給できなくなったことが原因で、
大規模停電という事態が起こってしまいました。

我が国日本では、すっかり停電とは縁遠くなりましたが
それは、長年にわたる技術開発やノウハウを蓄積し、
国から課せられた電力供給義務に応えるため
絶えまぬ努力を重ねた結果、手に入れたものです。

しかし、この自由化によって、

1.電力の供給義務が撤廃されること、
2.技術力やノウハウが不十分な事業者が参入すること、
3.利益最優先の経営を進めることで、設備投資に十分な資金を投入せず、
充分な余力がない発電設備で発電を行うかもしれないこと、

この3点の理由から、
もしかしたら大停電が引き起こってしまうかもしれない・・
そんな不安の声が上がっています。

とはいえ、私たちにとっては、
電気を買う会社が中部電力だけでなく、
色んな会社から選択できるだけで、電力供給については、
なんら変化はないみたいですし、
国の方も大規模停電が引き起こらないように、
さまざまな措置を施すとのことですから、
この問題については、あまり大きな心配はなさそうです。

しかし!

これから伝えるもう一つの問題は、
充分に起こりうると考えられるので、
覚悟しておいた方がいいかもしれません・・・

それは、、、

『電気料金の値上がりの可能性』です。

前回お伝えしましたが、
このように競争原理を導入する自由化とは、
サービスの向上と料金の値下げにつながることが多いです。

しかし、すでに電力の自由化を行っている他の国では、
軒並み電気料金が値上がり傾向にあるという事実が存在します・・・

今までは、電気を供給するのは電力会社だけだったので、
全く競争がなかったわけですが、
電力会社が電気料金を決める前に国が審査をして、
大幅な料金の値上がりを規制していたことから、
電気料金はそれほど高くなりませんでした。

ですが、自由化後はこうした規制がなくなってしまいます。

また、電気料金は、天候や災害、
燃料費の高騰などに影響を受けやすいと言われますが、
他の国の電気料金の値上がりの理由の多くは、
天然ガスや石油などの燃料費の高騰や
再生可能エネルギー買い取り費用の増大らしく、
これはもちろん日本でも全く同じことが考えられるわけなんですよね。

ですから、当初は競争が激化し、
料金が下がる可能性が高そうですが、
長期間にわたって料金が下がり続ける
保証はありませんし、
むしろ、外国の例をみても、
個人的には上がっていくと思います。

それなので、これからの家づくりは、
電気料金は上がっていくことを前提としたうえで、
家づくりプランをすすめていくことをオススメします!

下がると思っていて上がってしまうより、
上がると思っていて、逆に下がる方がうれしいですしね!

この電力自由化。
いい意味で予想を裏切ってくれれば嬉しいです。

今回の内容をぜひ参考にして、
自由化後の電力会社選びを行っていただければと思います。

それではまた…